webライター初心者です。毎回、提案文の書き方がピンとこなくて困るんだよね。どんな内容を提案文に書いたらいいの?どうやったら採用されるんだろう。
こんな疑問に答えていくよ!
✔本記事の内容
- 提案文の書き方(テンプレあり)
- 初心者webライターが採用率を上げるためにやるべきこと
- 初案件獲得までに送った提案数(現役webライターに調査)
『クラウドソーシングに登録して毎日、応募しているけど返事が来ない』
『案件を獲得できる提案文ってどう書いたらいいの?』
こんな悩みを持っている初心者webライターは、あなただけではありません。
わたしも毎日5件以上提案文を送り続けましたが、スルーされる毎日。
色々な人の提案文を参考にして改善を繰り返した結果、初心者webライターでも42件ほど案件を獲得できました。
本記事で紹介しているテンプレートを活用して、クライアントに魅力的な提案をすることができれば確実に案件を獲得できます。
テンプレートの内容を自分用に書きかえて、どんどん採用してもらいましょう。
提案文とは?【初心者webライターがやりがちな間違い】
そもそも論ですが、応募しても案件を獲得できない方の提案文は『提案文』になっていません。
提案文の内容が『提案』ではなく『自己紹介』になっており、間違った形で送ってしまっている方が多くいます。
webライター歴やポートフォリオ、活動時間だけの提案文は自己紹介文です。
『提案文』なので『私は現場でこんな実績があって体験談も書けます』『貴メディアで活かせる私の強みは〇〇です』という提案を、クライアントに伝える必要があります。
まずは、自分の提案文が『提案文』になっているかを確認してみましょう。
詳しい提案文の書き方は次に紹介するよ!
提案文の書き方【初心者webライターでも大丈夫】
提案文の書き方を解説します。
手順に沿って書くことで初心者webライターでも、クライアントに刺さる提案文が書けるようになりますよ。
提案文の作成は以下の手順で進めます。
- 仕事情報を読んで要望を確認
- テンプレに沿って提案文の作成
- 誤字脱字の確認
仕事情報を読んで要望を確認
まずはクライアントの要望をしっかりと把握しましょう。
要望をしっかりと把握できると、クライアントに刺さる提案ができるからです。
下記の2点は確認しておくと良いですよ。
- 募集しているwebライター像
- 記事の目的
募集しているwebライター像
仕事情報に「こんな人を募集してますよー」という内容が必ず記載されています。
例えば、次のような1文を見たことがあるはず。
「ゆくゆくはwordpressに直接入稿して欲しいと思っています」
「【急募】記事数は週1本~お願いします。」
これらの文章を読んだ上で、クライアント側の気持ちになって考えてみましょう。
クライアントは下記のように考えているはずです。
①ゆくゆくはwordpressに直接入稿して欲しいと思っています。
→wordpressへの入稿作業もお願いして、自分の手間を減らしたいと思っている。
②【急募】記事数は週1本~お願いします。
→記事数は週1本~と書いているが、【急募】しており早く契約をして、多く記事を執筆してほしいと思っている。
この2点を踏まえて以下の内容を提案すると、クライアントの気持ちに寄り添った提案文を作成できます。
①wordpressは普段から使用しており、入稿作業もすぐに可能であること。
②貴メディアへに対して作業時間を多くあてることができ、たくさんの記事を納品できること。
webライターに求めているものを確認して提案しよう!
記事の目的を考える
作成する記事には、必ず目的があります。
仕事情報を読んで『記事を作成する目的』と『予測されるターゲット』を考えてみましょう。
例えば、案件から以下のような予測をしてみます。
分野 | 記事の目的 | ターゲット |
介護分野 | 資料請求や介護施設の内覧予約への訴求 | 両親の高齢者住宅などを探している子供(60代くらい) |
上記のような予測をして『自分なら記事を作成する上でこんなことができます』と、提案文に盛り込みます。
提案文に書くならこんな感じです。
募集されている仕事情報を拝見いたしました。
仕事情報に記載されている内容からメディアのターゲットは60歳前後の年齢層で両親の介護に悩まれている方がターゲットではないかと予測しました。
私は介護士として10年間勤務しており、普段から介護者のご家族と接する機会があります。
ご家族が感じている不安や悩みに共感しつつ、実際の現場での体験を踏まえた上で記事を作成できます。
あくまで自分で予測した上での提案ですので、クライアントの考えとズレることもあるでしょう。
けど、間違っていても大丈夫です。
「提案の時点でここまで考えるwebライターなんだな」と伝われば、十分にアピールになっています。
相手のことを考えて提案することが大事なポイントです。
テンプレに沿って提案文を作成
次にテンプレに沿って提案文を作成していきましょう。
提案文を作成する場合は、「フォーマットがあるパターン」と「ないパターン」で考えます。
フォーマットがある場合
クライアントが「教えてほしい内容」を仕事情報に記載している場合があります。
下記のような文面をみたことがありませんか?
▼ここからコピーして提案文に使用▼
一一一一一一一一一一一一一一一一
・自己紹介
・応募理由
・過去の経験や実績
・ライター歴
・ポートフォリオ
一一一一一一一一一一一一一一一一
このように「教えてくれ!」と指示されている内容は、見落とさずにしっかりと記載しましょう。
指示されている場合は、以下のような流れで提案文を書いていきます。
- 簡単な挨拶と応募した理由
- 指示されている内容の情報
- 最後のあいさつ
もし、指示されている内容に下記の項目がない場合は追加して提案しましょう。
【追加する項目】
・ポートフォリオ
・連絡可能時間と作業時間
・案件内容の確認
「連絡可能時間」や「作業時間」などは、仕事をする上で基本情報なので必須です。
実際の店舗でも電話番号や営業時間の記載があって、連絡がつく時間帯が書かれていますよね?
それと同じです。
次にフォーマットが指定されていない場合を解説するよ
フォーマットがない場合
フォーマットがなく指示された内容がない場合は、以下の構成で提案文を作成しましょう。
①簡単な挨拶と応募した理由
②案件の内容確認
③具体的な提案文
④経歴(全く関係のない分野なら省いてOK)
⑤ポートフォリオ
⑥連絡可能時間と作業時間
⑦あいさつ(熱意を追加して)
具体的にどう書けば良いのか、例文で解説します。
以下のテンプレは、本業で介護士をしており副業webライターとして「介護系の案件」に応募することを想定して作成してみました。
≪テンプレ-ト≫※コピーして使ってください。
【自己紹介】
はじめまして、今回「〇〇:案件の名前を書く」に応募させて頂きました〇〇と申します。
現在、介護士をしながらwebライターとして活動しています。
「〇〇:案件の名前を書く」の仕事情報を拝見し、介護分野での現場の経験を活かした記事作成で貴メディアに貢献できると思い応募させて頂きました。
仕事情報に記載されている内容からメディアのターゲットは60歳前後で両親の介護に悩まれている方がターゲットではないかと予測しました。
私は介護士として10年間勤務しており、介護分野に関する正確な情報の記載や現場での体験を踏まえた一次情報を元に記事作成をすることが可能です。
【主な経歴】
・20XX年:●●大学●●学部卒業
・20XX年:ヘルパーとして△△病院に勤務
・20XX年:介護士の資格を取得
・20XX年:介護付き有料老人ホーム□□に勤務
私が過去に執筆した記事のURLです。
文章力の確認として、目を通して頂けると幸いです。
・URL:https//~~
【連絡可能時間と作業時間】
・連絡可能時間:7時~22時(平日、休日問わず)
※メッセージは24時間以内に必ず返信致します。
・作業時間:平日2~3時間、休日:4~5時間
[応募するにあたって]
採用して頂けたら記事構成を頂いてから3日以内に納品致します。
また、修正があった場合は何度でも修正対応致します。
お忙しいとは思いますが、ご検討して頂けたら嬉しく思います。
よろしくお願い致します。
細かい部分は自分用に修正して提案文として活用してみてくださいね。
初心者だから、実績なんてないし、ポートフォリオも作ってないんだよね・・・。
提示することができる記事がない場合は、ブログを作成して提示しましょう。
ブログは案件を獲得していく上で大きな武器になります。
なぜ、大きな武器になるかというと
「wordpressに入稿してほしい」
「画像の選定もしてほしい」
「記事構成から執筆までしてほしい」
このように思っているクライアントは多くいるから。
ブログを作成していれば記事構成作りからwordpress入稿まで、全ての作業が出来るようになります。
ブログがあることでクライアントに対してアピールできる点も増えます。
「〇〇まで任せてください」と伝えることができれば単価交渉の武器としても有効です。
ブログは初心者webライターにとって大きな武器になるので、最初から作成しておくことをオススメします。
ブログの解説方法の記事も今後アップするので、少々お待ちください。
誤字脱字の確認
提案文が完成したら、誤字脱字の確認をしましょう。
提案文のなかで誤字脱字があると良い印象は持たれません。
クライアントから「誤字脱字のチェックしない人なんだな」と思われてしまう可能性もあります。
提案文を送る前に1度チェックしましょう。
初心者webライターの採用率を上げるテクニック
高条件の案件なら、ベテランのwebライターも応募してきます。
「実績のある人も多いし、応募してもダメだろうな」と、諦めてしまいそうな時もあるでしょう。
しかし、諦めるのはまだ早いですよ。
案件を獲得するために使えるテクニックを紹介します。
- 文字単価を多少値引きする
- 一番に提案文を送る
- 修正は何度でも無料でやることを伝える
- 多少のハッタリは使う
- 最速でレスポンスが取れるようにする
文字単価を多少値引きする
クライアントが提示している文字単価よりも「少し」低い文字単価で応募しましょう。
クライアントの気持ちとしては、予算が少なく済むなら嬉しいはず。
私は文字単価1円で提示されていれば0.8円で応募していました。
結果的にテストライティングの回数も増えて、案件を獲得できるようになりました。初心者webライターで案件を獲得したいなら、ぜひやってみてください。
1番に提案文を送る
案件の提案文は、1番を目指して応募しましょう。
そもそも全員の提案文を読んでいないクライアントも多いと聞きます。
すでに何十人から応募があって期限ギリギリに提案文を送っても、読まれる可能性はとても低い。
他の人よりも早く提案文を送れば、クライアントの目にとまる回数も増えるので採用率も上がります。
すぐに提案文を送るためには、小まめに案件をチェックしておくことが大切です。
修正は何度でも行う
記事の修正は何度でも無料でやることを伝えましょう。
webライターの方で修正をする場合は、お金を取る方もいるそうです。クライアントにしてみれば、そんなwebライターとは仕事をしたくありませんよね。
何度でも無料でやることを伝えておけば、クライアントも安心して仕事を依頼できます。
多少のハッタリを使う
完全なウソはダメですが、多少のハッタリは使ってアピールすべきだと思っています。
例えば「〇〇の資格を保有してます」などのウソは絶対ダメ。
しかし、調べたら対応できるような部分に関しては、多少のハッタリはグレーかと。
ホリエモンも「できる!」と言って仕事を獲得してから、プログラミングの勉強を始めたという話は有名です。
クライアントに『迷惑がかからないこと』が絶対条件で、努力でカバーできる内容のハッタリは使っていきましょう。
最速でレスポンスが取れるようにする
クライアントからのメッセージにすぐに返信できることは大きな強みになります。
返信が早いと記事納品までの時間短縮になりますし、スムーズな対応が出来ることでクライアントの満足度も上がるから。
私は「2時間以内に返信します」と提案文に書いて応募していましたよ。
無理のない範囲で早いレスポンスが取れることもアピールしていきましょう。
ぜひ、1度使ってみてアピールしてみてください!
次にやっていけないNG行動を解説していきます。
初心者webライターがやりがちなNG行動
初心者webライターがやりがちなNG行動は以下の3つです。
- 「初心者」であることを伝える
- 提案文はコピペで使い回す
- 誤字脱字がある
「初心者」であることを伝える
「初心者ですが、頑張って記事を書きます!」と伝えてしまうのはNGです。
クライアントからすれば、仕事を頼むなら初心者よりもプロに頼みたいと思いますよね。
「初心者です」と伝えることは、「上手に書けなくても怒らないでね」と自分の身を守っているだけ。
提案文で「初心者」というワードは禁句です。
提案文はコピペで使い回す
案件に対して提案文をコピペして応募するのはNG。
提案文の構成はコピペでOKですが、内容を必ず書き換えましょう。
全ての案件に通用する提案文などありません。クライアントに刺さる提案文を丁寧に書いていきましょう。
誤字脱字がある
提案文を送る前に、必ず誤字脱字をチェックしてください。
提案文で誤字脱字があると、記事を書いた時も誤字脱字が多そうと思われてしまいます。
誤字脱字があった時点で、採用されないと思ってもいいくらい。
ツールなどを使ってもいいので必ず確認しましょう。
初心者webライターが送る提案文の数
「みんなどのくらい応募して案件を獲得できているの?」
初心者だと提案文を送っても案件が獲得できないと不安になりますね。
そこで、Twitterでアンケートを取ってみました。
上記のアンケート結果から『10件以内で案件を獲得できた』というwebライターが多くいっらっしゃいます。
なかには、50件以上送って案件が獲得できたという人も。
わたしも50件に応募してやっと1件返事が来る程度でした・・・。
提案文をしっかりと作り込んで、応募すれば必ず案件獲得に繋がります。
しっかりと提案文を作り込みましょう。
まとめ
ここまで初心者webライターの提案文の書き方を解説してきました。
提案文の構成はコピペで大丈夫ですが、内容に関しては必ず毎回作成するようにしましょう。
大事なのは「クライアントの視点に立って提案すること」です。
決して自己紹介文にならないように気をつけてくださいね。
少しでもあなたの役にたちますように。